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いつか来る別れに対する心構え

別れへの準備

ここまで紹介してきたように、高齢者に対して様々な注意を払い、危険を排除するようにしても、いずれ必ず「別れ」の時は訪れます。

はたして、皆さんは愛する家族、ないしは親族がなくなってしまうことに対して、心の準備ができているでしょうか。

この問に「できている」と答えた人は、恐らく認識が甘いのではないかと思います。
ほんとうの意味で、人の死に対する心構えができている人は、ほとんどいません。

突然亡くなった場合だけではなく、長患いでもう長くないということが分かっていた時ですら、その時が来た時には酷く動揺してしまう人が多いのです。

これ自体は感情的なゆらぎであり、完全に抑制することはできません。
大切な人と死別することに悲しむことは、自然で当たり前。

これ自体を否定する必要はありませんし、問題なのはその悲しみから立ち直れなくなってしまうことだと知っておきましょう。

注意しなければならないのは、悲しみの感じ方や表現の仕方は人によって違うことです。
大声を上げるように泣くことで、悲しみを何とか和らげようとする人もいます。

逆に、声を上げず、涙も流さずに自分のなかで受け止めることによって、なんとか昇華しようとする人もいます。
一見すると前者のほうが強く悲しんでいるように見えますが、感じている悲しみの大きさ自体は変わりません。

もし、自分以外の家族が自分と同じような悲しみ方をしていなかったとしても、責めることがないようにしましょう。

その人もその人で、別の形で悲しみを抱えています。
自分なりの方法で、悲しみを癒やすことが重要です。

ここでは、祖父母ではありませんが、大切な人と死別してしまった人の話を1つ紹介します。
>>http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1087226535
こちらでは、婚約者と死別してしまった人の話が紹介されています。

本人はどちらかというと心が強く、前向きな自覚があったといいますが、いざその時になると全く乗り越えることができず、悲しみの日々を暮らしているということでした。

これに対する明確な答えはありません。
ひとつだけ確かなのは、自分の悲しみは自分にしかわからないということです。

他人が言うことは関係がありませんし、生前の関係性や、自分の人間性によっても変わってくるでしょう。
そのことを理解して、いつか来る別れに備えなければなりません。

向き合うことが大事

死別のような深い悲しみに立ち会うと、人はどうしてもそのことから逃避したくなってしまいます。
自然とそのことを忘れるように振る舞ったり、大丈夫なように見せることがあるでしょう。

しかし、やはりほんとうの意味で死別の悲しみを解決するためには、一度それに思い切り向き合うしかありません。

苦しい気持ちを抑え、なんとか自分で死を見つめるようにしましょう。
それを繰り返していると、いつの日かその人のことが良い思い出として思い浮かぶようになるはずです。
無責任ではありますが、これに対する答えはひとつ、時間が解決してくれるということに他なりません。